Concept
KAMOME REACTION AND BULB RUDDERは、プロペラ旋回流による舵推力が発生するよう舵板の上下前縁部を曲げたリアクション舵と、プロペラのハブに接近するようデザインした紡錘型の舵バルブを組み合わせることにより、推進効率の向上を実現した省エネ舵です。
舵板上下の前縁部を適切に曲げることにより舵抵抗の減少を実現し、紡錘型の舵バルブは、プロペラから発生するハブ渦を極限まで抑制しました。
これらの最適な組み合わせを行ったのがKAMOME REACTION AND BULB RUDDERの設計コンセプトです。

リアクションバルブ舵の原理


CFDによる数値計算と水槽試験の両方を用いて最も省エネ効果が得られる最適形状を設計しました。


水槽試験
リアクションバルブ舵の効果
舵抵抗30%低減(当社従来舵K-7ラダー比)
舵板の上下前縁部を曲げたリアクションにより舵抵抗を減らし、さらにバルブによるハブ渦の低減効果により、30%の舵抵抗の低減を実現しました。


推進効率4%向上(当社従来舵K-7ラダー比)
リアクション舵による舵抵抗の減少・舵バルブによるハブ渦のエネルギーを回収することにより、船の推進効率が約4%向上します。
推進効率4%向上(当社従来舵K-7ラダー比)
リアクション舵による舵抵抗の減少・舵バルブによるハブ渦のエネルギーを回収することにより、船の推進効率が約4%向上します。

※当社省エネ型プロペラSGプロペラとの組み合わせも可能です。
※当社K-7 H型(吊型)、M型(マリナー型)、S型(シューピース付)に対応します。